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3Dアドオン相談室

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JHSDF休日自衛隊:
3DCGを使ってアドオンを製作するためのソフトの知識や制作のテクニックなどの情報を交換したり蓄積したりするためのページです。
3DCGと言っても、実際にsimutransで使用するためには、

・3Dモデルに光を当てる
・2D画像として出力する
・輪郭を整える
・背景をそろえる
・datでオフセットを行う

など様々な工程が必要となり、またそのノウハウの蓄積も、特に日本語に関してはほとんどありません。
またモデリングソフトの違いによってデータ量にも幅があります。
そこで、3Dアドオンを作るうえで

疑問に思ったことや難しいことなんかを並べたり、
今作ってるものの制作過程を見せ合ったりして、

3Dアドオンをよりよく、また初心者へのデータの蓄積をやっていけたらいいなと思います。

3Dやってる方、やってみたい方、是非お気軽にお使いください!

モデリングに限らず、出力した画像をどうpngにするのか、と言った話題もお待ちしてます!

koa:
sketchup用のテンプレです。
sketchup2014以降で使用できます。

保存時にオプションにて幅:848pixel、高さ:368pixelに設定すると、
pak128のサイズ位置になります。

よねしろ:
サンプルとして、昨年末に作ったホーバークラフトMV-PP5 mk2の各種データを添付してみます。
一連の作業の流れに沿って

・メタセコイヤ用のデータ、テクスチャ
・レンダリング画像
・作業用画像データ(レイヤーつき、Photoshop形式なので、多くの画像編集ツールで読めると思います。)
・完成品の画像

を入れてみました。
詳しいレンダリング方法等はアーカイブ内のテキストファイルに記してあります。
我流なので、突っ込みどころ多々あるかもしれませんが、その際はご指摘いただけると幸いです。

ぽっこんぺー:
3DCGでのアドオン製作に足を踏み入れたばかりの人の為に、
 レンダリングした後どう画像を処理するのか?大まかな流れを簡単に説明したいと思います。
 *ここで説明した事はあくまで一例として参考にしてください。

まずは必要なソフトを揃えて下さい。

必要なのは『アルファチャンネルを編集できるドローソフト(ペイントソフト)』と『Shades』です。
 *shadesは日本語化wikiの『アドオン開発』>『アドオン開発/画像』ページの下部に置いてあります。

レンダリング直後のpngはオブジェのフチの部分が半透明になっています。
 まずはこれを透明と不透明に分けます。
 *私は『GIMP』というペイントソフトを使っているので以降はGIMPでの説明になります。
   『Pictbear』をお使いの方は下の『ラスさんの投稿』をご覧ください。
 GIMPではこの作業を『アルファチャンネルの2階調化』といいます。(ソフトによっては2値化とも)
 2階調化をせずに半透明の部分を残しておいたままpak化してゲーム上で読み込むと
 画像の周りに白い淵がついてしまいます。

*これ以降の説明は必ず順番を守ってください。そうでないと予期せぬ結果になる事があります。
  作業の節目で必ず画像を別にコピーしてバックアップを取っておいてください。

1・レンダリングした画像をGIMPで読み込みます。
2・上部にあるメニューに『レイヤー』という項目があるのでそこを押します。
3・『レイヤー>透明部分>アルファチャンネルしきい値』を選びます。
4・数字を入力するところがあるのでそこに好きな数字をいれます。
 *大きい数字をいれると半透明の部分が沢山削れます。
   小さい数字をいれると半透明の部分が沢山残ります。
   どの数値が良いかは個人の好み、アドオンの種類によって様々なので自分で試してみて決めてください。
5・2階調化が終わったら、アドオンの背景を『simutrans上の透過色』にします。
 *simutrans上の透過色は『231,255,255』別の表記では『#e7ffff』です。
   『描画色の変更』で先に色を選択しておきましょう。
6・『色域を選択』を選び、下部に有る設定『しきい値』を0にしてください。
 その後、背景の部分を選択してください。
 *ここで言う背景とは透明を表す市松模様の部分です。
7・『塗りつぶし』を選び、下部の設定『類似色領域』ではなく『選択範囲』にチェックを入れてください。
8・上記で設定した『simutrans上の透過色』で背景を塗りつぶします。
9・好きな名前で画像を保存します。

こんどは『shades』を使います。
1・先程処理した画像を読み込みます。
2・『すべての特別色を取り除く』ボタンを押します。
 *3Dで作った画像はあらぬ所に特別色が使われてしまっている事がよくあるのでこの処理をします。
   『特別色をハイライト表示』で確認し、もし特別色が使われていなければこの操作は省いても良いです。
3・『背景色修復』ボタンを押します。
 *GIMPで背景色は塗っているのでしなくても大丈夫ですが念の為の操作です。
4・『保存』ボタンで画像を保存します。
 *pak化するにあたって画像の『アルファチャンネル』を削除する必要がありますが、
   shadesで読み込んだ後、保存すると勝手に削除してくれます。

もしアドオンに特別色(夜光色など)を使う場合は、
 GIMP等のペイントソフトであらためて塗ってください。
 終わって保存すればpak化用のpngの出来上がりです。

しきい値の設定をここで紹介したとおりにやって『周りに白や黒のフチが出た』という方は下記の
”しきい値の処理の際の不具合について”をご覧ください。

以上で説明は終了です。
もしわからない事や聞きたいことがありましたら、
随時補足などを書き込むつもりなので、気兼ねなく書き込んでください。

冗長な説明でしたがご覧いただきありがとうございました。

 

ラス:
ぽっこんぺーさんがあまり説明がいきわたらない部分についてとてもいいことを書いて くれたので、便乗して。
Gimpでは標準機能でアルファチャンネルの2階調化ができますが、Wikiの方でアドオンの作り方の説明にて使用されているためSimutransユーザーの利用率が高いと思われるPictbearにはこの機能が搭載されていません。
そのためPictbearでも2階調化の作業ができるよう、前に自作したプラグインをここに置いておきます。

展開したプラグインのファイルをPictbearのウィンドウ上にドラッグ&ドロップでインストールされます。
使用方法は同じで、0-255の範囲で大きい数字を入れると半透明の部分が沢山削れ、小さい数字を入れると半透明の部分が沢山残ります。
インストール後は「フィルタ→カラー→透明度を2値化」から使用できます。

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