投稿者 トピック: ばら積みセメント貨車  (参照数 11327 回)

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ばら積みセメント貨車
« on: 2016/02/18 09:38 »
現状はPAK128.Japanにおいてセメント貨物は実装されているもののセメン ト産業や貨車が実装されておらず動作できないのですが、将来のため貨車だけでも作ってみたいと思いこのトピックで制作報告したいと思います。
たぶん現在実装出来ている三岐鉄道の有蓋車などで袋積み輸送に関しては大丈夫だと思 うので、ばら積みに対応した貨車を作ってみることにします。

とりあえず最初に黎明期のホッパ車、ホキ3500形を作ってみました。
製造会社により形態には違いが多いですが、日立製作所の製造したタイプを再現しています。
エアスライド方式に対応しておらず重力落下式で荷役していたので荷降ろしが大変だっ たそうな。
length=6なのに30t積めます。袋積み輸送に比べるととても優秀ですね。

datは試走用なのでコストや貨物は設定されていませんが、添付しておきます。
今後は以下の形式くらいは全部実装したいと考えていますが、異型胴タンク車は苦手(というか制作経験がない)なのでかなり後周りになってしまうかもしれないです。制作の支援など歓迎いたします。
一応コストシートの係数以外の部分は埋めてexcelファイルにしてあるので、次の記事に添付しておきます。
また改変がしやすいように制作に使用したPictbear用のレイヤー付きファイル も添付してみます。

タキ7300
タキ9600
タキ5300(制作済み)
タキ10600
タキ1900
タキ112000
タキ11500
タキ9450
タキ12200(残りの4タイプ)
タキ19000

ホキ3100
ホキ3500(残りの3タイプ)
ホキ5500
ホキ5700(残りの1タイプ)
ホキ7500

次はタキ5300辺りが書きやすそうなのでそこから手を付けたいと思います。

2016/02/21 ホキ3500型の絵を更新。
« 最終編集: 2016/12/26 06:29 by ラス »

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Re:ばら積みセメント貨車
« 返信 #1 on: 2016/02/18 09:55 »
車両の形態の資料、自重等のスペック、lengthの計算などについてはこちらのサイトが参考になりました。
ただし製造者による形態の違いの網羅などは完璧ではありませんので、画像検索なども駆使しています。
鉄道CAD製作所http://www.geocities.jp/rail_cad/index.html(この中のぜかまし文庫(仮)で私有貨車の図面が見れます)

書籍として、ホッパ車についてはRM Library 140有蓋ホッパ車のすべて(上)、RM Library 141有蓋ホッパ車のすべて(下)がかなり参考になると思います。

他に吉岡心平氏の貨車研究サイトが一番参考になったのですが、サイトが消滅してしまってます。
インターネットアーカイブのリンクのみ貼っておきます。ただし多くの画像がリンク切れです。
https://web.archive.org/web/20150603001629/http://shimpei.3.pro.tok2.com/0001/001_entrance/index.htm

これらを基にコストシートの貨物の係数の部分以外は埋めたので、添付しておきます。
« 最終編集: 2016/02/21 11:00 by ラス »

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Re:ばら積みセメント貨車
« 返信 #2 on: 2016/02/21 10:57 »
タキ5300形です。
日本車両のかまぼこ型タンクが特徴的なタンク車ですね。
車体長的にはlength=6が適正ですが、同じ形態で少し短く30t積のタキ9600形がいるのでlength=7としました。
35t車は中途半端で使いづらかったようで、1987年3月には全廃されています。
今回からはマップでテスト走行するために使用したdatファイルを添付してみます。
ホキ3500形にも添付し、更に絵を少し修正しました。

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Re:ばら積みセメント貨車
« 返信 #3 on: 2016/06/25 00:01 »
タキ12200形です。
富士重工が川崎のタキ1900形に対抗して制作した、台枠とタンクが一体となったフレームレスのタンク車ですね。
タンク体が圧力容器なので圧送方式による荷役も可能な構造でしたが、対応の安全弁が付けられた車両はおらず行われることはありませんでした。
鉄道によるセメント輸送の縮小する中比較的新しく40t積めるのこの車両はそれなり に遅くまで使われました。2008年3月まで使用できます。
この車両は富士重工1社の制作ですが、所有者により渡り板や積みいれ口に形態の違いがあります。これは大阪セメント向けに製造されたタイプです。
このタイプの製造年月は1973年4月、全廃年月は2006年3月ですが、まだこのタイプしかアドオン化させてないのでとりあえずはタキ12200形全体の製造年月、全廃年月を設定しています。

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Re:ばら積みセメント貨車
« 返信 #4 on: 2016/11/11 09:53 »
ホキ3500形ですが、今回は東洋工機が製造したタイプです。(東洋工機は他のタイプも少しだけ製造しています。)
ホキ3100形にも流用された傾斜付きのホッパ覆いが特徴ですね。
製造年月などは資料不足のため、ホキ3500形全体のものを使用しています。

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Re:ばら積みセメント貨車
« 返信 #5 on: 2016/11/24 10:24 »
セメント産業作るなら欠かせない石灰石輸送用に、ホキ9500形も作りました。
石灰石専用と言いますが実際には石礫サイズのものならどんな鉱石や加工品、そして建設用土砂も運んでいました。
とりあえず荷物はばら積みに設定しています。
石炭車でも同じようなものを臨時で運ぶことがありましたが、石灰石用ホッパ車は石炭より比重の重い物のために作っているので車体の大きさが荷役や資材節約面から効率よくなってます。

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Re:ばら積みセメント貨車
« 返信 #6 on: 2016/12/26 06:16 »
ホキ5700形の日本車両タイプです。
40t積車を作るに当たり従来のセメント貨車の構造では自重が重くなってしまい積荷 との合計で重量過多になってしまうため、軽量化の必要がありました。
タキ1900形など、構造の簡単で材料点数も少ないタンク車が主流となりましたが、従来のホッパ車の形状を発展させて40t積にチャレンジしたのがホキ5700形です。
日本車両は、今までのセメントホッパ車にあったホッパの覆いを思い切って取り除き、ホッパがむき出しとなった特徴的な構造として軽量化を達成しました。
絵では細かいため再現できていませんが、強度を上げるためホッパの側面部分のプレス版は微妙に外側に膨らむように加工されています。
この車両は秩父セメントが気に入ったようで、貨車形式統一のため新規製作のセメント貨車がほぼタキ1900形に統一されるようになるまで、ホキ5700形を導入し続けました。
ホキ5700形の多くが秩父セメント(後の太平洋セメント)所有でした。
このため積みいれ口の形状に関しては秩父セメントのタイプを再現しています(他には小野田セメントも導入し、詰み入れ口は同じ3つでしたが端の2つが離れて小さくなっていました)。
秩父のセメント列車廃止まで運用され、最後まで残ったセメントホッパ車として、また特徴的な五角形の車体もあり印象深い方が多いのではないでしょうか。
登場年月は日本車両製造タイプのものとしているため、1966年10月です。東洋工機のタイプは前年度に竣工していますが、あまりにも形態が異なるため分けました。
« 最終編集: 2016/12/26 06:56 by ラス »