JHSDF休日自衛隊さんの以前の投稿で「ロープが消えてしまった」というのがありました。
3DCGで作った『細かいオブジェクト』は、64のサイズや128のサイズでレンダリングすると、
1ピクセルも描画されない(半透明には描画される)事があります。
ここで提案したいのが『CGで作る際の大胆なデフォルメ』です。
細かいオブジェクトをちゃんとレンダリング時に描画されるように、
多少大きめに作るのはアドオン作りにおいて結構大事だと思います。
*大きくするのは小さいオブジェクトだけで、元々レンダリング時にちゃんと描画される大きさのオブジェクトはそのままで。
もちろん小さいオブジェクトだけを大きくすると同じCG内ではバランスが悪く、見栄えも悪くなりますが、
64や128のサイズでレンダリングした時にも同じような感想を抱くとは限りません。
これから3DCGでアドオンを作ろうと思う方や、作り始めたばかりの方は、
”CG上で素晴らしい出来に見えても、simutrans用にレンダリングした画像が同じく素晴らしい出来になるとは限らない”
これは作る上で念頭に置いた方が良いと思います(これは逆にしても同じことが言えると思います)
私自身も経験がありますが3Dでモデリングした際に、
かなり細かく作って「よし、これだけ細かく作りこんだから良い出来だろう」と思い、
128のサイズでレンダリングしたら「あれ?」という事が何度もありました。
モデリングで細かく作ると128のサイズ(もちろん64も)だと画像が潰れて見えてしまう事があります。
作ろうとしているアドオン、たとえばそれが鉄道車両なら、
車両自体のサイズはそのままに
(アドオン全体のサイズは純正のアドオンと合わせないとゲーム上で大きな違和感が出ます)
前面のライトや、パンタグラフなど「それを構成する上で重要な要素」を踏まえて、
その「重要な要素を強調する」事が大事だと考えています。
最初に記述した「細かいと半透明にしか描画がされない事がある」という事と、
「細かいと画像がつぶれて見えてしまう事がある」この2つの点から
『モデリング時にデフォルメする事を意識して作る』事を私はお勧めします。
一応注意点を。
上述したようにバランスが悪くなる恐れがあるので、
必ず『こまめにレンダリングして出来を確認する』事をやってください。
でないとレンダリング時の出来が悪い事に気付かぬまま進めてしまい、
最後で出来の悪さに気付いて大幅に作り直さなければならなくなるかもしれません。
後、本題と関係ありませんが3Dモデリングのソフトはハングアップして強制終了する事が頻発するので、
モデリングしたデータの『定期的な保存』を強く勧めます。
3Dのモデリングをしていて、相当作りこんだ後に強制終了して今までの苦労が・・・という事は誰もが経験していると思います。
作っていて興が乗ってくると、これを忘れることがよくあります。
重要な事なので繰り返しますが、『定期的な保存』はかならずやりましょう。
ご覧いただきありがとうございました。